ヨリック スキン

ヨリックは遠い昔に滅びた銀河からやってきた寡黙な巨人であり、彼が訪れるあらゆる場所で虚無の庭園を育てている。彼は沈黙のなかで存在を記憶すべく、かつては物質が花を咲かせていた虚無の空間に墓を建てている。

彼が故郷と呼んでいた森は、その眼前で焼失した。この森で暮らしていたもう一人の者は、自分の心に閉じこもるようになった。だがその一方で、彼は怒りに身を委ねた。「荒廃の精霊」が通った跡には不気味な花や木が芽生え、その世話をする庭師たちは唸り声をあげる夜の生き物である。

バトルキャストの軍隊が現れたとき、ヨリックはビクターが機械に精神を持たせるため、犠牲者の魂を機械に融合していると知って戦慄した。彼は死体を操る能力を使い、戦闘に敗れて破壊されたバトルキャストの抜け殻を蘇生しては、機械の牢獄に閉じ込められた魂を解放しようとしている。

高級ペットショップ「フォーセイクンアイル」からやってきた愛猫家ヨリックは、ネコ絡みのありとあらゆる問題を解決する。彼自身はネコに扮した極々普通の紳士だ。常にたくさんのネコに囲まれ、宙に浮く巨大なネコの秘められし力を呼び出すことができる。まったくもって、普通の紳士がやりそうなことである。

はるか昔に力と永遠の命を授かり、偉大な王として君臨したヨリックは、神聖なる意思の執行者となるべく王国を去った。数百年の時を経て帰還した彼は、かつての王土が埃と瓦礫の廃墟になったことを知り、悲しみのあまり狂気へと吞み込まれてしまった。

墓守は哀れな生き物であり、「街が埋めたありとあらゆる秘密」を背負い続ける宿命を負っている。秘密という古くから存在する不幸を呼ぶ代物が、彼の精神を苛み続ける。女王の終わりなき野望に汚染されたその精神を。

ヨリックはPENTAKILLに参加してベースギターをかき鳴らすことだけを目的に、ヘビーメタルの不滅のスピリットを胸に甦った。彼はさらにグールのローディー軍団を召喚することもできる。ベテランのステージパフォーマーにとっては非常に役に立つトリックだ。

四弦の狂気、ヨリックに栄光あれ！生者の世界と死者の世界を股にかける彼は、あらゆる定命の者に訪れる運命を知っている。この誇り高き男に敬意を表しておいて、損することはない…