カ＝ジックス スキン

クリスタリス モートゥスの市民にとって、カ＝ジックスとして知られる存在は、純粋に結晶化した恐怖であり、その生命を吸収しようとする飢えはとどまるところを知らない。しかし、北部の者にとっては、クリスタルそのものによってほぼ完璧な形態を持った驚異的な存在であり、そのプリズマエの力を拡散させる情熱は大きな刺激となっている。

カ＝ジックスは三日月湾の海に潜み、近寄ってきた愚かな者たちを鋭い牙と爪で出迎えてきた。しかし、女帝アッシュには違った。アッシュが求めていた、到底得ることのできない力──それはまさに、カ＝ジックスが切望していたものだった。そこで彼は、数世紀に渡る時の中で初めて彼女に忠誠を誓い、自身がかつて謳歌していた命をもう一度味わうため、彼女と共に戦うこととなった。

腕利きの賞金稼ぎ団の一員であるカ＝ジックスは冷酷で非情、そして依頼を必ずやり遂げることで知られている。失踪したテンプラー教団員たちの足取りを追うためカ＝ジックスを雇ったカルマだったが、そのカ＝ジックスが実は彼女を狙うエイトロックスのために活動している二重スパイであることにはまだ気が付いていない。

韓国で開催された2018年のWorldsを記念。

貪る深淵より来たるカ＝ジックスは、恐怖の宇宙生命体であり、その絶え間なき渇望はダークスターに力を吹き込む。巨大なイナゴさながらの姿が惑星の前に現れ、目に留まるすべてを飲み込み、数十万個の星の力を進化のエネルギーにしてその脅威は加速度的に増していく。

「死の華」たちは北方の広大な花畑にひっそりと隠れて暮らす原初の狩人であり、その美しさは見る者の警戒心を解き、勇猛果敢で知れた騎士すらも思わず涙するほどだ。ただしそれは束の間のこと。カ＝ジックスは頑健な魂を食らうことでさらなる変容の機会を得る。そして一瞬の隙さえあれば、彼はそれを成し遂げられるのだ。

古の砂漠の守護者にして喰らい尽くすスカラベの神、カ＝ジックス様。我らは自らの手で悪を生み出してしまいました。どうか我らを悪からお守り下さい。この神聖な土地になんぴとも踏み入れさせぬよう。そして貴方様の餌食となり、人々が絶命しませぬよう。

型番K-ZX、別名"メカ＝ジックス"は、恐ろしい怪獣に対抗するために開発された最初のメカチャンピオンである。サイズが小ぶりなため都市部での戦闘に適しており、市民を脅かす脅威にも臨機応変に対処できる造りだ。