フィズ スキン

いたずら好きなフィズはカエルたちが持つ魔法の歌声に嫉妬し、独学で歌を歌って雨を召喚する方法を学んだ。最初は耳を塞ぎたくなるような歌声だったが、すぐに彼の歌は聴衆の涙を誘うほどになった。そうして魔法の歌声を手に入れた今、フィズは誰かのパレードに雨を降らせてやりたくてうずうずしている。

フィズはあらゆる者の予想を覆し、宇宙からの侵略者であるミィプの精神リンクに汚染されることなく、彼らを手なずけることに成功した。この功績を評価され、船長に昇格した彼は、その地位を利用してチームメンバーにいたずらを仕掛けている。とはいえ、お気に入りのいたずら相手である大尉を苦しめていないときには、惑星M33Pの安全を守るべく、穢れた悪者たちにトリックをお見舞いしている。

海には悪魔が潜んでいる。

あぁ…身の毛もよだつ…

2本脚で立つコッカー・スパニエルが好き放題に街をうろつき、挙げ句の果てにはテニスボール拾い棒で歩行者を小突き回したり、地面からもっとデカいイヌを召喚したりしているのを見ると、何かがおかしい…と大いに不安をかき立てられる。しかしこれが現実というものであり、我々は折り合いをつけていかなければならないのだ。

2本脚で立つコッカー・スパニエルが好き放題に街をうろつき、挙げ句の果てにはテニスボール拾い棒で歩行者を小突き回したり、地面からもっとデカいイヌを召喚したりしているのを見ると、何かがおかしい…と大いに不安をかき立てられる。しかしこれが現実というものであり、我々は折り合いをつけていかなければならないのだ。

オメガ小隊の妨害工作員であるフィズは、水中での戦闘に秀でている。彼がこの小隊に参加する前に何をしていたのかは不明だが、いつも海のことは「大きなエサのバケツ」と呼んでいる。

フィズがどうやって超銀河アカデミーを卒業できたのかは誰にも分からないが、ひとつだけ確かなことは、どこからともなく巨大なメカ・ギガロドンを召喚できるパイロット(またはスペースフィッシュ)など彼以外には存在しないということだ。そもそも、それが必要なことなのかどうかは不明だが…

もこもこの深みより根菜の軍勢を根絶やしにするために現れたフィズは、ニンジンというニンジンを底なしの恐怖に陥れる存在である。残虐非道なキラーラビットといえよう。

果てなく広がるヴォイドのなかでも、フィズが特に危険な生物であることに議論の余地はない。同時に、フィズほど周囲を苛立たせる存在は他にないというのも、周知の事実である。ウォッチャーに嫌がらせをするためだけに生命を芽生えさせてしまうほどのイタズラ者には、相応しい評判と言えるだろう。

まかりいでたのはフィッシュメールと申す風来坊だ。

“子供の頃、お爺さんがアトランティスの話をしてくれた──背の高い寺院や巨大な海中軍隊、その偉大なる海将フィズの話を。お爺さんはそれを正確に覚えていて、予想通り、それは静かな霊廟ではなかったようだよ。”