「血塗られた石晶」教団の中でも特別にハンサムで狡猾な信者だと考えられていたタリックは、以前の指導者が狩りに出た後に権力を掌握した。「血塗られた石晶」の遺物を自由に扱えるようになった今、彼はその力を使い、どのような犠牲を払ってでも自らの若さと美貌を維持しようとしている──たとえ自らの手を血で染めることになったとしても。