スカーナー スキン

スカーナーは最初の銀河が形成されるよりも前の時代に関する、原始の深い知識を持った古のクリーチャーであり、その身は全宇宙の源となるエレメントそのものでできている。彼の種族は、宇宙の深い闇の向こうに潜み身を悶えている古の者たちと対局を成す、輝かしき存在である。

古の砂漠の守護神にして忘れられし統治者、スカーナー様。我らは自らの手で悪を生み出してしまいました。どうか我らを悪からお守り下さい。この神聖な土地になんぴとも踏み入れさせぬよう。もし踏み入れようなら、貴方様の怒りに触れて八つ裂きとなり絶命しますよう。

初期のプロトタイプとしてバトルキャスト・マシンの発展に寄与したスカーナーαは、後期のモデルには見られない極度の怒気に支配されている。搭載された脳が、自身の感じている痛みを誰かに与えたがっているものと考えられるが、もしかすると単純に殺したいだけなのかもしれない。

大草原を駆ける風、家路に誘う鼻歌と讃美歌を信じてはいけない。失われた魂は「古の砂漠の悪魔」──「強情者の救世主」と呼ばれる者──の声を聞く。地獄の振動を感じる遥かに前に。彼の声は鳴り響き、囁くように安全と防護を唄う。この悪魔の調べを拒絶せよ──さもなくば罪と砂に包まれて、彼のミイラと化した塊に加わるのみ。

スカーナーはかつては古の文明の守護神だったが、その崩壊を眼前で見守るしかなかった。彼はわずかな希望にしがみつき、いつか自分が仲間とともに奪われたものを再建できる日が来ると考えている。それまでの間、彼は侵入者の追放を使命とし、廃墟とそのなかを脈動する魔法に脅威を与えようとする者を見張っている。